冬場は乾燥するのでどうしても皮膚がカサカサになりがちな季節。
毎年寒くなって空気が乾燥してくると、頭皮や眉毛、鼻筋(俗にいうTゾーン)が微妙に痒くなり、ひっかくとポロポロとフケのようなものが落ちてきて、スーツの肩のあたりが降り積もる。
毎日風呂に入り頭をしっかりシャンプーで洗っても、冬場は特に痒みがひどく、頭をかくと「かさぶた」のような、ちょっと血が混じったカチカチのフケ(?)がベリっと頭皮からはがれる
30歳くらいからこのような症状に悩まされている私です。(泣)
最近お気に入りの床屋さんで、自分の症状を伝えたところ
「それ、脂漏性皮膚炎かもしれないから、一度病院に行くことをお勧めします」
と、何やらおっかないことを言われ、
ちょっとドッキドキの私が「脂漏性皮膚炎」について調べてみた
私の症状について
あまり気持ちいいのいい内容でもないので、もし、お食事中とかでしたら、ひっそりと読み飛ばしていたければと思います。
頭皮
春・夏・秋については、それほど症状はひどくありませんが、冬場は頭の痒み、粉状のフケ、かさぶたの様なフケに悩まされます。
ちなみにかさぶたの様なフケは、ガシガシ頭皮をかきむしって皮膚を傷つけた後の「赤いフケ」、比較的痒みがあまりない時期に発生する「白いフケ」があったりします。
特に暖房がキツイ、乾燥した環境(職場等)にいるときはカユミが酷くなります。
最近、髪の毛を短めにカットしてもらっているので気づいたのですが、頭皮が赤く腫れている箇所があり、特に生え際がポツポツ赤くなっています。
需要は全く無いと思いますが、2017年12月現在の私の生え際の写真をペタっと
我ながら痛々しい
毎日お風呂に入って、髪の毛をゴシゴシしっかりシャンプーで洗っているのに、フケがポロポロ落ちてくる・・・
なんかね、清潔感に欠けるし、周りの人を不快にしちゃうのが、もうやるせいないっす
眉、鼻筋(Tゾーン)
眉毛も生え際あたりに、フケのような物ができたりできていなかったりといった感じです。
眉間のあたりは眼鏡の支え部分があたるせいもあるのか、痒みがちょっとあり、ひっかくとポロポロと粉状のフケが落ち、ひっかきすぎると赤い(恐らく引っ掻いたときの出血)カサブタのようなフケに進化します。
(そんな進化は望んでないよー)
頭皮の方はかゆみの方が強いですが、鼻・口・眉周辺のTゾーンはヒリヒリする痛みの方が強い実感があります。
ただ、保湿クリームや化粧水を結構な量で塗りたくっているので、頭皮ほどはフケ的なモノは落ちてきません。
化粧水、保湿クリームを塗らない(というか塗り忘れる)土日の夕方は下の写真のようなかんじになります
顔以外の皮膚
幼少期のころから肌が恐ろしく弱く、肌荒れ、カブレに悩まされていたので、毎晩風呂上りに保湿クリームを使っているせいか今のところ特に問題なし。
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)とは
まさに脂ぎったオッサンのために有るような病だなぁ!!
コンチキショー!!
でもな、オイラの肌はヌルヌル系じゃなくて、水分不足のカッサカサの肌なんだよバッキャロー
脂漏性皮膚炎の症状
皮疹は皮脂分泌が多い部位(いわゆる脂漏部位)である頭部、眉間、鼻周囲、前胸正中部、上背部、頭髪の生えぎわに沿った部、耳介後方、外耳道内、頭部、顔面に落屑を伴う紅斑で、左右対称性はない。掻痒の程度は様々である。乳児と成人では、出現の仕方が異なる。
引用元: ウィキペディア
え・・・ええっと
字面(じづら)から、ヌルヌル野郎のヌッチョリ肌トラブルかと思ってましたが、どうやら違うようです。
カサカサ野郎のボロボロ肌な私の症状とほぼ一致します。
そういえば、耳垢も乾燥型でちょっと固めなんですが、それも脂漏性皮膚炎なのかなぁ・・・
嫌だなぁ・・・
ちなみに、前述のウィキペデイア様には脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)について、以下のよう脚注がありました。
- 乳児型 – 生後 2〜3週から出現して 4〜8ヶ月後までに自然に消退する
- 成人型 – 思春期以降に出現し長期間持続する
乳児型、赤ちゃんも脂漏性皮膚炎になりますが、自然に治ることが多いそうです。
むしろ新米ママさんは「自分が赤ちゃんをキレイにしてあげてなかったから皮膚あれができてしまったのか」と落ち込んでしまい、産後鬱の引き金の一つになってしまうことのほうが問題ですね。
赤ちゃんが脂漏性皮膚炎になるのは、ある種成長の一過程と捉えて、あまり心配しすぎないほうがよいでしょう。
成人型は・・・もう己で解決、治療に尽くすのみですね!!
思春期とありますが、中学生くらいの時にはこんな症状はなかったので、せめて二回目の思春期が来たぜ!!と強がっておくことにします(泣)
原因と考えられているもの
皮脂の過剰分泌が大きな原因であるとされています。
皮脂が過剰に分泌されることで、皮脂を好むマラセチア菌が異常繁殖してしまい、頭皮や顔に炎症ができてしまうことが脂漏性皮膚炎の原因。
マラセチア菌は、常に我々の体にいる、常在菌と呼ばれる細菌の一種です。
サイトによっては「カビ」という記載もありますが、病を患う身としては、コレ以上のイメージダウンはいらないので、「細菌」ということにしてください。
男性のほうが発症しやすい
発症しやすいのは男性ですが、女性も発症します。
脂漏性皮膚炎を引き起こす要因の一つとして「皮脂の過剰分泌」があげられます。
男性ホルモンには皮脂の分泌を促す「アンドロゲン」という物質がふくまれていますので、相対的に見て男性のほうが女性より発症する確率が高くなります。
脂漏性皮膚炎に罹患した人の男女比は、だいたい2:1だそうです。
ちなみに、男性ホルモンである「アンドロゲン」はヒゲや胸毛、体毛に大きく関わり、女性ホルモンである「エストロゲン」は女性らしい体を作ったり、髪の毛に対して働きます
どうやら不治の病だそうです
(泣)を通り越して、(絶望)になりました。
成人の脂漏性湿疹
眉毛部・鼻翼部・口囲に発疹が出現し、冬に悪化しやすいのが特徴といえる。一般的には根本的な治癒は望めないため、常に外用剤などでコントロールが必要となる場合が多い。引用元: ウィキペデイア
お医者さんで塗り薬的なものをもらって塗ればすぐに治ると思って高をくくっていましたが、そうでもないようです。「根本的な治癒は望めない」って、スラっと書いてありますが、一般の社会人にとっては結構アレな宣告ですよ。
どんな職種でも清潔感がマイナスに働く職場はないと思います。
それはすなわち清潔感の欠如はマイナスに働くということです。
脂漏性皮膚炎の一番厄介なところは、痒みではなく、清潔感が欠如、不潔に見える見た目を作り出す症状にあります(断言)
毎日風呂に入って洗髪しているのにも関わらず、フケがぽろぽろ落ちてくるなんて、もうやっかい極まりないです。気づいたときにスーツの肩を払うくらいじゃ間に合わないこともあります(マジで)
しかも根本的治療はないということなので、対処療法に頼らざるをえません。
すぐに治るかと思っていましたが、長期戦を覚悟したほうがよさそうです。
脂漏性皮膚炎の治し方、対処方法
どうやら一生付き合っていくしかない脂漏性皮膚炎ですが、それなりに仲良い振りして付き合うか、激しくバトルしながら付き合うかで生活の質はかなり変わってくると思います。
「これをすれば絶対に治る」という方法は残念ながら今は無いようです。
根気よく、気長に、自分にあった対処法を見つけて症状を緩和して、完治を目指したいと思います(切実)
生活習慣の改善
アレルギーも原因物質(アレルゲン)を体内に摂取しなければ、完治はせずとも、症状が改善されることはすでに広く知られている通りです。
睡眠不足とストレスの解消、緩和に努める
睡眠不足やストレスは、前述した男性ホルモン「アントロゲン」の分泌を活発にします。
アントロゲンという物質は興奮状態、覚醒状態等の交感神経が優位な時に多く分泌されます。平たく言ってしまうと、身の危険を感じるとき、めっちゃ疲れた時などがそれにあたります。
睡眠時不足で、肌(頭皮も)のターンオーバーが乱れ、皮脂を分泌させるホルモン放出
さらに睡眠不足そのものがストレスの原因となり、もともと存在するストレスに加わって、さらにホルモン大分泌!!
これぞマキシマムザホルモン Yeah!!
ストレスを楽しめるようになったら立派な社畜だと思います。
10年以上熟成された社畜なので、もはやストレスは友!! orz
まぁ、日本でサラリーマンをしている以上、ストレスと離れるのはまず無理なので、せめて睡眠はきちんととりましょう
因みに、この記事を書いてる時点で、AM4:00なんだよなぁ・・・
コーヒーや刺激物の摂取を控える
えーーっと、私、職場にいるときはおそらく毎日一リットルくらいコーヒー飲んでます。
コーヒーの中に多量に含まれているカフェインや、香辛料などの刺激物(コーヒーが刺激物だとはもはや思ってないけど)は皮脂の分泌を促進する働きがあります。
脂漏性皮膚炎は、皮脂が大好きな常在菌、「マラセチア菌」の異常繁殖が原因なので、できるだけ皮脂を分泌するような刺激物はとらないことに越したことはありません。
ちょっと割高になってしまいますが、最近はコンビニ等でも「デカフェ」なる、カフェインレスの製品も多く出て、お手軽に手に入りますので、私のように肌のトラブルを抱えつつも、
「コーヒーがなければ仕事ができない」
という、コーヒー大好き人間は、そちらに変更するのもよいかと思います。
メタボってる方は痩せなさい
私も立派なメタボですが、残念ながら肥満も立派な原因となります。
そもそも、皮脂も多く分泌されますしね。
肥満、喫煙、過剰の飲酒はもはや、病のもとにしかなりませんので、早急にダイエットしましょう・・・
まぁ、わかっちゃいるんですが、炭水化物と脂ってなんであんなに美味しいんでしょう。
食べ物に注意
肌によい食品もあれば、肌に悪い食品もあります。体調を健やかにする基礎は食事です。
シャンプー、化粧水、乳液、保湿クリーム等で、外から肌をケアすることも必要ですが、やはり体の中から健康になることがもっとも重要です。
NGな食べ物
俗に言われる、「デブりやすい食品」=「脂質、油分の多い食品」は脂性体質になりやすくしてしまうため、避けたほうが良いです。具体的には
- カツ丼
- とんかつ
- 唐揚げ
- コロッケ
- カレーライス
正直私の好物ばかりですが、揚げ物、カレーなどは脂漏性皮膚炎にはよくありません(泣)
OKな食べ物
ご想像がつくとは思いますが、油っぽさの無い食品、ビタミンが豊富に含まれている緑黄色野菜などの食品(野菜)や海藻が推奨されています。具体的には
- ほうれん草
- にんじん
- カボチャ
- レモン
- わかめ
- もずく
う~~ん、頭皮に優しいとはわかっちゃいても食欲が全然そそられない・・・
私は諦めてディアナチュラのサプリに頼りっぱです!!
頭皮にもいいビタミンが配合され、アラフォーのオッサンに必要な亜鉛を毎日補給するようにしました。
暴論ですが、「体に良くない食品はうまい」「体によい食品はまずい」というポリシーのもと、錠剤に頼りっぱなしの今日このごろ
独身生活はもう自炊を諦めてサプリに頼る!!
専門家・専用品の助けを借りる
やはり素人判断は危険も伴います。専門家の意見と科学的アプローチこそが早期解決に至る道です。
皮膚科に通院する
皮膚科に通院し、一度病状、症状を見てもらい、薬を処方してもらいましょう。
特に妊婦の方、授乳中の方、持病がある方などは、皮膚科専門医に通院し、診断を受けた上で、きちんと処方箋を出してもらったお薬を使ってください。
薬用シャンプーに配合されていることがある「ニゾラールローション」という製品、成分は妊婦の方、授乳中の方への副作用が報告されております。
妊婦の方は自己判断をせず、病院に行きましょう。
専用品(シャンプー)を使う
前述の通り、妊婦の方は極力病院に行って診察を受けてください。頭皮ケアも大事ですが、一番大切なことは母子ともに健康に、赤ちゃんを無事に出産することであることは疑いようがありません!!
私のような頭皮が赤くかさぶたまみれのオッサンも極力病院へGO。
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SCALP SHAMPOO(スカルプシャンプー)
あまり有名なメーカーさんではありませんが、なんと、皮膚科医の方が監修し、「脂漏性皮膚炎」用シャンプーと銘打たれています。
「フケ・かゆみ用シャンプー」と宣伝されている製品は星の数ほどありますが、
「脂漏性皮膚炎用シャンプー」
と自信満々に宣伝してくれるのは、メーカー側の自信とプライドを感じ非常に好感がもて「試してみよう!!」という気になります。また、99%天然由来成分配合というのも肌が弱い人にとっても重要なポイントです。
価格の方は250mlで3,218円(税込)
少しお高めなような印象もありますが、私は今あるシャンプーを使い終えたら、まずコレを購入すると決めています。(今使ってるシャンプーも薬用シャンプーなんですけどね・・・)
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コラージュフルフルネクストシャンプー
頭皮にトラブルを抱えている方は、一度は耳にしたことがあるこの製品
コラージュフルフル
失礼ながらネーミングがちょっとおもしろいなぁと思っております。
抗菌性(抗カビ)成分「ミコナゾール硝酸塩」が配合された製品で、マスメディアのCMではあまり目にすることはありませんが、5年ほど前、私が薬局に行き「酷いフケに悩んでいる」と伝えたところ、紹介された製品がコラージュフルフルでした。その時は、別のカッコイイ名前の製品を買いましたが、まったく効果がなく、今更ながら「こっちにすればよかったなぁ」と悔いるばかりです。
ちなみに、私の母も頭皮が弱くシャンプーに並々ならぬこだわりがあるのですが、私の母親愛用のシャンプーでもありますw
料金は200mlで1600円(税抜)、400mlで3000円(税抜)、280mlつめかえ用で1886円(税抜)
となっております。
次の記事の予定
今回で、私を長年悩ませていた「脂漏性皮膚炎」とやらの概要が調査できましたので、次回の記事は「髪の毛の洗い方」または「シャンプーの成分と効能について」を記載しようと思います。
そして、実はシャンプーは購入済みだったりするので、体験レポートも実施します!!
え?「医者に行かないのか??」
前述した通り、誇り高き社畜ロードをひた走っておりますので、病院に行く時間が割きづらいので、当分はシャンプーとかで対応します、
土日やってる病院がもう少し増えればなぁ・・・
とりあえず完治することを信じて行動してみることにします。
行動してみたので、お時間ありましたら見てくださいませ